心をひとつに つなげようみちのくの未来へ ~ 鎌倉 ~

心をひとつに つなげようみちのくの未来へ ~ 鎌倉 ~の様子七七支援隊 活動の記録

2013-3-10_10:29

鎌倉市民や、鎌倉を拠点に活動する複数のボランティア団体が主催した「心をひとつに~つなげようみちのくの未来へ~」が、2013年3月10日、鎌倉市役所駐車場で行われました。

東日本大震災から2年が過ぎました。ボランティアなどの支援や現地へ向けられる関心などが徐々に小さくなり、外部にいる我々の意識が当時よりも少なくなってきている中で、今いちど2年前に起こった大きな事件を思い出し、2年が経った現在の我々が今できることは何なのかを考え直すこと。
イベントでも現地への旅行でも、きっかけは何でもよいのです。
たとえ3月11日前後だけ、1年に1回だけだったとしても、とてつもない災害が起こったということ思い出し、移り変わっている状況を改めて見直してみることが、これからの我々の未来に繋がっていくのだと思います。

夏のような気温と、時折吹く強風にも関わらず、多くの方が来場しました。
浪江焼きそばや女川カレー、女川産ホタテの貝焼き、さんまのつみれ汁、七七巻などの屋台、東北物産展、ボランティア団体の活動報告展示などのテントで、みなさんそれぞれができる範囲での支援を行なっていました。

募金することも、買うことも食べることも、やろうと思えば何かしらの支援になるのです。

岩手県陸前高田市、宮城県七ヶ浜町、福島県相馬市で被災をした方と、そこでボランティア活動をしている方による、「みちのくの今」と題した震災の現実とそれを踏まえたこれからの防災やボランティア活動のあり方についてのパネルディスカッションが行われました。
その後自由参加の座談会も行われ、活発に意見が交わされていました。
実際に経験している方、その後の現場を見続けながら支援や復興に関わっている方々の言葉というのは貴重であり、話を聴くだけでも色々ことを考えさせられます。

「大きな地震の後は、とにかく海から離れて逃げろ」
「何が支援になるだろう、などと深く考えずに、現地に言ってみて、話を聴くだけでも相手にとっては十分な支援になる」
「観光などで現地でお金を使うことも非常に効果的」
「避難する時、玄関に「逃げました」カードを貼っておくと、探しに来た人が不要な時間を使わずに済むし、助けようとして2次被害にあうことも防ぐことができる」
「東北の人は良いも悪いも、内向的で人に頼みづらい人柄」
「積極的にボランティアの存在を利用して欲しい。現地の人同士で直接言えないことでも、ボランティアなど外部の人を介した方がスムーズに運ぶ場合がある」

パネルディスカッションの様子。

座談会の様子。

黙祷。

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