第31回 七七支援隊「餅つき交流」

第31回七七支援隊 餅つき交流の様子七七支援隊 活動の記録

通算31回目となる七七支援隊の活動が、2015年1月25日、宮城県七ヶ浜町で行われました。
早朝七ヶ浜に到着し、9時頃まで菖蒲田浜の畑の整地作業。
その後、町内3ヶ所(野外活動センター仮設、第一スポーツ広場仮設、七中仮設)の集会所に分かれて、今回のメインイベントである餅つき交流を行いました。

餅つき交流は今回で4回目です。
七ヶ浜町では高台住宅団地の整備や災害公営住宅建設が進んでおり、仮設住宅から新しい住宅に引っ越す方が徐々に増えています。(※ 下記「七ヶ浜町内仮設住宅の現状」参照)
そのため集会所での活動に今までのように人が集まるかどうか心配でしたが、顔なじみの多くの方々に参加していただけました。

1月の気温にしては少し暖かくなり汗をかきながら杵を降っているおじさんや、お母さんに後ろから支えてもらいながらお餅をつく小さな子どもたち。
芋がらや鶏肉、セリなどが入り醤油仕立ての雑煮や、昨年の秋に七ヶ浜の七七畑で収穫したヤーコンを使ったきんぴらなどを地元のお母さんたちと一緒に作りました。
七ヶ浜産の生海苔を使った佃煮、めかぶの和え物、タラ汁、そしてあんこ、きなこ、みたらし、海苔、ずんだの色とりどりの餅をみんなでいただきました。

石原隊員が中心になって毎回行っている野菜栽培講習会&ヤーコンお茶会には、仮設住宅から新しい家に引っ越してしまった常連の方が今回も来てくれました。
一昨年、昨年の鎌倉ツアーのことや、支援隊のイベントなど、七ヶ浜のおばちゃんたちと共通の話題や思い出などで盛り上がれるのは素晴らしいことだと思います。
七ヶ浜の料理の先生やお母さんと一緒に料理の準備をした公民館調理室では、お母さんたちが時折笑い話を交えながら津波の時の話をしてくれたそうです。

訪問できる機会が少なくなってしまっても、共に過ごせる時間を大切にして、これからもより良い交流を続けていきたいですね。


七ヶ浜町内仮設住宅の現状

[参考] 七ヶ浜町の住宅復興及び地域復興施策について [平成 26 年 11 月 13 日]

高台住宅団地

2014年6月までに、整備予定5ヶ所のうち4ヶ所で住宅用地の造成が完了している(全体の約34%)。
最も面積の広い笹山地区(整備戸数128戸)も、2015年3月に造成が完了する予定。
造成が完了した地区で、既に再建された住宅は14戸、着工しているのは56戸である(再建予定総数194戸)(2014年11月現在)

災害公営住宅

5ヶ所、212戸を整備予定。 早い地区で2015年3月に引渡し(入居は翌月以降)が予定され、2015年11月には全戸の引渡しが完了する予定。[参考] 

応急仮設住宅(平成27年1月5日現在)

応急仮設住宅(平成27年1月5日現在)

/* ----- 七ヶ浜 – 宮城 – 2015-1-25_11:07 – Nikon D700 ----- */

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