七の心をつなぐ ~ 七里ガ浜・鎌倉 ~

七の心をつなぐ ~ 七里ガ浜・鎌倉 ~の様子 七七支援隊 活動の記録

昨年2011年の6月から始まった、鎌倉市七里ガ浜町民による東日本大震災の被災地への災害ボランティア活動。
七里ガ浜発 七ヶ浜復興支援隊」を立ち上げ、宮城県七ヶ浜町へ月1回のペースでボランティアバスを派遣、瓦礫の除去や海岸清掃、仮設住宅支援など様々な活動を行っています。

最初のきっかけは「七里ガ浜と七ヶ浜、名前が似ているから」という理由で七ヶ浜での活動を決めたそうです。
しかし、海に面した住宅地や美しい海岸線の風景、海水浴客やサーファーが大勢集まるきれいなビーチなど、日常の暮らしと海との繋がりがとても深い地域性など、2つの町は共通するところが多くありました。

それゆえ、七ヶ浜町が受けた東日本大震災での津波による被害は、相模湾に面した七里ガ浜、そして鎌倉市にも他人ごとではなく、災害ボランティアを通じて防災に関するノウハウを共有し、地元にフィードバックするというのも大きな目的の1つでした。

これまでの9ヶ月にわたる活動を通して感じるのは、「支援」と同じくらい「町同士の交流」という意識が強くなっていっていることです。
それは支援隊スタッフの努力や、これまでに参加してきた多くの支援隊メンバーの活動の成果であり、ただ作業をやって帰るのではなく、機会があれば町の人と話したり、一緒になって活動してきたからなのだと思います。

2012年3月11日、鎌倉市七里ガ浜にある鎌倉プリンスホテルのバンケットホールにて復興支援を目的としたイベント「3.11~七の心をつなぐ~」が開かれました。

遠く離れていても買い物を通してできる支援「東北応援物産店」、写真や映像で被災地を紹介する写真展や上映会、被災地支援と鎌倉の防災を考えるパネルディスカッション、復興祈念演奏会などが行われ、数百人の来場者が訪れました。
被災地支援はもとより防災意識の再認識など、改めて私たちが今できることは何かを考える時間になったのではないでしょうか。

その中でも一番の注目は、七ヶ浜町の子供たちで結成されたジュニアパーカッショングループ「Groove7」の演奏でした。
仙台で開催されている定禅寺ストリートジャズフェスティバルへ7年連続参加している実力を持つ、ジャンベやタムタムなどの打楽器を使った演奏チームです。
彼らは前日の3月10日の朝、七ヶ浜町をバスで出発し約7時間かけて鎌倉市に到着。宿泊先の建長寺では座禅も体験しました(僕もこの時初めて座禅を経験し、警策をいただきました)。

3月11日に自分の町ではなく遠く離れた七里ガ浜まで来てくれたことはとても感謝すべきことです。
今までは七里ガ浜から七ヶ浜への一方通行でしたが、今回初めて七ヶ浜から七里ガ浜への道が繋がったことになるのだと思います。
「交流」が生まれたわけです。
コミュニケーションとしての「交流」の反意語は「齟齬」とか「無関心」になると思います。
繋がった心をこれからも大切にしていきたいですね。

/* ----- 七里ガ浜 – 鎌倉 – 2012-03-11_11:21 – Nikon D700 ----- */