第7回 七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊「クリスマスリース」

7回目の七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊の様子七七支援隊 活動の記録

今回で7回目となる「七里ガ浜発 七ヶ浜復興支援隊」のボランティア活動が震災発生からちょうど9ヶ月目にあたる2011年12月11日に、宮城県七里ガ浜町にて行われました。
鎌倉から夜行バスでやって来た約30名のメンバーが、菖蒲田浜での住宅瓦礫清掃と仮設住宅でのクリスマスリース作りの2班に分かれ活動しました。

湊浜仮設住宅の集会場でのリース作りには仮設住宅に住んでいらっしゃる方も参加され、和気あいあいとした雰囲気の中、3時間で20個以上のクリスマスリースが出来上がりました。
リースのベースとなるアケビなどのツタでできた輪っかは、鎌倉市内の小学生たちや七里ガ浜の町内会の方々、有志の方々が鎌倉市内の山に分け入り拾い集め、それぞれが手作りしたものです。
仮設住宅で制作したものの他、鎌倉市内の小学生が作ったメッセージ付きクリスマスリースも含め、約300個を七ヶ浜町の方々にお渡しできました。

作業中、参加されている仮設住宅にお住まいの地元の方の話を聞く機会がありました。一見普通に笑ったり冗談を言ったりしているものの、津波の時の状況やその後の話を聞くと大変な経験をされているのが分かります。こういう強さ(と言って良いものか分かりませんが)みたいなものを、災害の経験やその後の生活再建へのノウハウと同様に、我々は現場の方々から学んでいかないといけないのではないかと感じました。


住宅清掃の方は、日差しは暖かいものの遮るものがない現場のため終始吹いている東北の冷たい風に悩まされながらの瓦礫の撤去や除草作業となりました。やはり作業前と作業後では現場の様子が一変し、「放置された住宅跡」が「新築住宅建設途中の基礎」のように見えるようになります。この変化を実感すると寒い中の作業が報われる気がしますね。

七ヶ浜町災害ボランティアセンターのブログに今回の「七里ガ浜発 復興支援隊」のことが紹介されています。
支援隊代表の中里さん、今回の温かいおでんの差し入れを始め支援隊の活動を現地で大いに支えてくれている古積さん、いつもカメラを持ってウロウロしてる山口さんの貴重で奇妙な3ショットです。

同センターでは12月~来年1月のボランティア参加受付を行っています。
今回(2011年12月11日)七ヶ浜町でボランティア活動に参加していた方の人数が、先月に比べてぐっと減っていることに驚きました。
確かにこれまでの活動によって作業場所がどんどん少なくなってきていますし、それは喜ぶべきことではあります。
宮城県内に1183箇所あった避難所は気仙沼市の2か所のみになっています(2011年12月7日現在)。
それでもまだボランティアの受付は継続していますし、支援活動に対しての高速道路無料措置もありますます(現在は終了しています)。
これから本格的な冬に入り屋外での作業には厳しく季節になりますが、活動の輪が途切れないようにしたいですね。

/* ----- 七ヶ浜 – 宮城 – 2011_12_11_12:59 – Nikon D700 ----- */

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