七里ガ浜夏祭り 2「Groove7ライブ in 七里ガ浜」

七里ガ浜夏祭り 2「Groove7ライブ in 七里ガ浜」の様子 七七支援隊 活動の記録

七里ガ浜夏祭りでのGroove7によるパーカッションライブ。
アンコールを含め6曲が披露され、暑い夏祭りの夜が彼らの熱い演奏でますます熱気に包まれました。
ジャンベなどアフリカ打楽器やリズムは、夏に合いますね。

宮城県七ヶ浜町国際村を本拠地として活動しているパーカッションアンサンブルグループ「Groove7」。
2001年に結成された、平均年齢17歳の若い演奏チームです。
仙台市で毎年9月に行われている「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」へは10年連続で参加していて、本拠地国際村でも5年前から単独コンサートを行なっているので若いながらも経験は豊富です。
聴衆の心を一つにするような太鼓のリズムと演奏やこなれたMCなどを聴いていると、とても場数を踏んでいるように感じるのも納得です。
でも県外での演奏は、今年3月の鎌倉プリンスホテルでのイベントが初めてで、今回の七里ガ浜夏祭りで4回目なのだそうです。4回のうち2回が鎌倉なんですね。
もっといろいろなステージを経験して欲しいと思いますし、それだけの技術は十分あると思います。

ステージから降りて子供たちと一緒にジャンベを叩く。

そんな彼らですが、後継者不足が深刻なのだそうです。
最大で30名ほどいたメンバーも、県外の学校へ進学したり社会人になって参加する時間が取れなくなってしまったりで、現在活動しているのは半分の15人ほどになってしまっています。
現メンバーも高校生や大学生、社会人メンバーが中心です。小学生や中学生など下の世代がなかなか参加しなくなってきているのだそうです。地元の小中学校でもメンバー募集を兼ねて演奏会をしているそうですが、反応はイマイチなのだとか。
出来上がっているチームに加わるのはなかなか大変なので、子供にとってはこれが原因の一つになっているのかもしれませんが、せっかく素晴らしい技術を持った先輩が町の中にいるのだから、どんどん飛び込んでいって欲しいものです。

2012-8-19_13:05

Groove7自体も、演奏する場所が増えたり、自分達が大人になっていくと今までと同じようには演奏できなくなるかもしれません。
また、七ヶ浜町に住んでいる以上は「被災地から来た」という言葉(や待遇)が、これからまだ暫くは付き纏ってきます。
それを彼らがどう受け止めて、どういう演奏をして、どんなチームにしていくのか。
難しい問題ですが、自分達の音楽があればどこに行っても、どんな看板を背負おうが、聴く人を感動させる演奏はできると思います。
今回の七里ガ浜の人たちは、純粋にノリが良くて、踊りだしたくなるような、熱い夏祭りのトリにピッタリの音楽として聴いていたようですけどね。

最後に、Groove7メンバー るいさんによるブログのご紹介です。
Groove7の活動日誌
今回の七里ガ浜での演奏も早速リポートされています。ぜひご一読くださいませ。

彼らの演奏は、9月9日の「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」で聴くことができます。
詳しくはホームページで。

2012-8-18_20:37

七里ガ浜夏祭り2012・・他の記事は、
今度は七里で七七巻
Groove7ライブ in 七里ガ浜
七里ガ浜のどっこい
神輿の灯り
こどもおみこし

/* ----- 七里ガ浜 – 鎌倉 – 2012-8-18_20:22 – Nikon D700 ----- */

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