第14回 七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊 2「ボーちゃん職人」

第14回 七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊 2「ボーちゃん職人」の様子七七支援隊 活動の記録

土日の朝ミーティングの時は大勢のボランティアで溢れている七ヶ浜ボランティアセンタも、お昼時はベンチで食事をしたり休憩したりする人がいるくらいで意外と静かになります。
ましてやこの日は朝からの雨で屋外活動が中止になり、いつもよりゆったりした雰囲気でした。
ベンチの前に置いてある大型モニタからは「七ヶ浜町ボランティアセンタ活動の歩み紹介DVD映像」のBGMが繰り返し流れていて、何とはなしに眺めていたら自分が写っている写真(N里隊長、K積さんとの3ショット写真)が出てきて驚いてしまいました。


そんなまったりとした中、中央に置かれた大きなテーブルの周りだけほのかに活気づいていました。
テーブルの上には山のように積み上げられた、毛糸のヒモがついた木のメダル。
メダルには親指を立てた笑顔のボーちゃん。
裏には七ヶ浜町の町章。
ボランティア活動をしたボランティアさんだけが貰える(といっても自由にお持ち帰り下さい状態ですが)「ボーちゃんメダル」です。
ここは臨時のボーちゃんメダル工場なのでした。

木のメダルにボーちゃんスタンプを押していく男の子。
乾燥のせいで反ってしまっているときれいにスタンプが押せないそうで、それでもなんとか掠れないようにしようとあれこれ試しながら作業しています。

向かいにはメダルの穴にカラフルな毛糸の首ひもを通している女の子。
小さな子ならではの見た目にはちょっと不器用な手つきですが、一生懸命に糸を通していきます。「面白い形があるの。これはトトロ」と、たまたまトトロのような形になっているメダルを見せてくれました。

2人とも、支援隊メンバです。
ボランティアセンタのスタッフさんが、「七ヶ浜に来てこういうのを作ったことを、大きくなっても覚えていたらいいね」と言いながら笑顔で見ていました。

天井から垂れてくる雨漏りの水滴が、近くに置いてあるバケツに「トン」という音をたてて落ちてきます。
緩やかな時間だなあと思って見ていたら、どうやら男の子と女の子は何かに御立腹のようです。
「お母さんはたちはご飯の後にお買い物に行っちゃってるし・・・」( 注:お母さんたちは近くに仮設商店街があることを聞いて、様子を見に行っていたのでした)
慌てて時計を見るとお昼休憩が終わるころでした。すっかり一人前のボランティアさんですね(笑)
2人に怒られないように、僕らもいそいそとその場を離れたのでした。

(次回「第14回 七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊 3」へ続きます)

/* ----- 七ヶ浜 – 宮城 – 2012-7-7_12:39 – Nikon D700 ----- */

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