第13回 七里ガ浜発 七ヶ浜復興支援隊 1「七七畑編」

第13回 七里ガ浜発 七ヶ浜復興支援隊 1「七七畑編」の様子 七七支援隊 活動の記録

七ヶ浜町の仮設住宅に住んでいる方と一緒に畑を拓いて農作業をしよう!七里ガ浜発 七ヶ浜復興支援隊による継続的交流型支援活動の1つである「七七畑プロジェクト」。

  • 仮設住宅で暮らす方々に、屋外活動の時間を少しでも増やしてもらうこと。
  • そして、日々成長する菜園や花壇を世話することで仮設住宅での生活にちょっとした楽しみやメリハリを作り出すこと。

「七七畑」主な目的はこの2つです。

今回新たに開墾したのはちょっとした森のような場所で、パワーショベルや耕運機を使いながら木を切ったり、大きな根っこを掘り返すという大掛かりな作業になりました。
鍬で根っこを細かく切り、支援隊メンバが一列に並んで土に埋もれている根や小石などを除去していきました。
この仮設住宅に住んでいる方と一緒に作業が進められました。
かなり気温が上がり、土だらけの汗まみれになりながら、それでも楽しく畑作りを行いました。

3人のおばさんが少し離れた場所から作業の様子を見ていました。
一緒に畑をされる方ですかと聞くと「私らは違うのよ~」と口々に答えました。
「なんだかね、あんな大変なことやってもらって、いつもいつもボランティアさんにはなんでもかんでもやってもらうばっかりで、申し訳ないですよ」とおばさんの1人が言いました。
おばさんたちは、自分たちがいる仮設住宅に作られる畑なのだから(やってもらうばかりで申し訳ないので)この日の開墾作業を一緒にできればいいのに、と仰っていましたが、多分支援隊が半分くらい関わっていることを知らずに、仮設住宅の整備事業の1つをボランティアさんが行っていると思っていたのでしょう。
「そんなことないですよ。みんな楽しんで土いじりをしに来ているんですから。それに一緒に手伝ってもらっている(ここの仮設住宅に住む)方もいますよ」と僕が言うと、「そうねえ。楽しそうなのよねえ」そう言っておばさん達は顔を見合せ、なんだか子供でも見るような目で畑作業をしている支援隊を見ていました。

これまでのボランティア活動(七里ガ浜支援隊に限らず一般論としてのボランティア活動)は瓦礫撤去や炊き出し、物資の提供など、支援する側が主体になる一方向的な活動が多くを占め、支援を受ける側は受動的な客体になるような形態のものがほとんどでした。

もちろんそれらの活動は、人手も物資も足りず現状把握もままならない状況では必要不可欠な支援です。
生活の基盤を取り戻すために欠かせないことです。
やがて生活インフラがある程度復旧し整備され、人手や物資が充足してくると、今度はそこで暮らす人たちが主体となれるような支援を行うことが求められてきます。
その1つの形として「七七畑」があるわけです。

そもそも、毎月1度しか七ヶ浜町に来られない支援隊が共同の畑を作っても毎日の世話ができません。
人手が必要な開墾や整地作業は支援隊が行うけれども、その後の世話は仮設住宅に住んでいる方にやってもらうことが前提の活動です。
しかも、自主的に参加を決めた人がいなくては始まりません。
木製プランタを全戸に配ったり、全員の人に畑を分譲することはせず、説明会の段階から希望者を募ってプロジェクトを進めてきました。
行動するのも決定権を持つのも、七ヶ浜町の人ということなのです。
支援隊はそのお手伝いをし、七ヶ浜町の仮設住宅で収穫された野菜を分けてもらうことが主な役割です(一緒に食べるのが真の目的なのかも(笑))。

面白い支援の形です。
七七畑が成功すれば、これをきっかけにもっと色々な計画を広げられそうな気がしますね。

/* ----- 七ヶ浜 – 宮城 – 2012-6-17_13:51 – Nikon D700 ----- */