七七つながり旅 ~ 鎌倉紫陽花編 ~

七七つながり旅 ~ 鎌倉紫陽花編 ~の様子七七支援隊 活動の記録

鎌倉七里ガ浜の七七支援隊と、宮城七ヶ浜の仮設住宅で暮らす皆さんとの交流の旅「七七つながり旅」が、2014年6月14日、15日の2日間で開催されました。

七ヶ浜町に7ヶ所ある応急仮設住宅に入居している方々の支援業務などを行っている「アクアゆめクラブ」と、2011年6月から七ヶ浜町で支援活動を継続している鎌倉の七七支援隊(七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊)とのコラボ企画です。
一泊二日のバスツアーに参加した22人のうち約半数がリピーターで、最高齢はなんと85歳!
参加した方が「こういう、みんなで笑い合える機会が定期的にあるのは必要なことだ」と話しているのを聞きましたが、普段の仮設住宅での生活から離れての旅行には大きなリフレッシュ効果があったようでした。

江の島

お出迎え

昨年11月に続く第2回目となった今回は、鎌倉散策と紫陽花巡りの旅となりました。

江の島で支援隊メンバーと合流後、七ヶ浜の皆さんの希望観光内容に沿って支援隊が鎌倉を案内しました。
鎌倉高校前から長谷寺へは江ノ電を利用。身動きができない車内のあまりの混雑ぶりに、七ヶ浜のみなさんは目を白黒させていました。
七ヶ浜での普段の生活では満員電車に乗ることがないので無理もありません(笑)

江ノ電鎌倉高校前駅

あちらこちらで満開になった紫陽花が6月の鎌倉に彩りを添えます。

長谷寺の紫陽花散策路は「90分待ち」で、残念ながら歩くことはできませんでした。
それでも、境内には見たこともないような様々な種類の鉢植えの紫陽花が並んでいましたし、支援隊石原氏に境内の見学穴場スポットに案内していもらい、十分長谷の紫陽花を堪能することができました。

長谷寺

宿泊場所は建長寺。
夕食時の交流会は美味しい食事に大満足、歌あり演奏ありで大いに盛り上がりました。

翌朝6時から早朝坐禅会。その後は松尾鎌倉市長と共に朝粥をいただきました。

2日目はグループ毎に支援隊メンバーの案内で鎌倉散策。

高徳院、小町通、銭洗弁天などへ。
初夏の鎌倉を満喫しました。
梅雨晴れの暑い2日間でしたが、事故や怪我もなく、関係各位のご協力もあり無事に日程を終えることができました。

右上から時計回りで、江島神社、長谷寺の紫陽花、宇賀福神社(銭洗弁天)、由比ガ浜

鎌倉七里ガ浜自治会の住民が中心となって結成された七七支援隊は、2011年6月18日、名前が似ていたのが縁で(実は地形も似ています(下の写真))、宮城県七ヶ浜町にて第1回目の災害ボランティア活動を開始。
2014年4月には28回目の活動を行いました。

七ヶ浜の被災経験と支援隊の支援経験を通して得たものを、自分達や子供たちの将来に活かすべく、鎌倉七里ガ浜と宮城七ヶ浜の間で市民レベルの交流活動を継続しています。
こうした活動がきっかけとなり、鎌倉市と七ヶ浜町との間で、防災や災害時の支援に関するパートナーシップ協定を結ぶまでになっています。
効果的な「支援」には、する側される側、お互いの繋がりが大切になります。

そこで生まれた交流を温めて深めていくことができれば、より良い支援ができるようになりますし、そこからさらに先の関係が生まれてくると思います。
七と七の交流をこれからも続けていきたいですね。

/* ----- 鎌倉 – 神奈川 – 2014-6-15_8:43 – Nikon D700 ----- */

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